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ひな菊と黒い犬 RSSフィード

2010-02-21

2月文楽公演 "大経師昔暦" "曾根崎心中"

私にとって初めて観た文楽は、2004年に内子座での「曽根崎心中」でした。原文で近松を読み、文楽を観たいと思い、文楽を観るなら、最初は近松の世話物で、そしてできれば内子座で、と大学時代から思っていた私にとって、祖母の葬式のために帰省して、そして愛媛で見つけた内子座文楽公演のポスターは、祖母が私に巡り合せた幸運のひとつに思われたものです。その内子座で、吉田文雀が演じ住大夫が語ったお初は、私が原文を読んで想像していたお初よりずっと大人びていて品が良い、という印象を持ったのを覚えている。

その後、年に1回は文楽に足を運び、なんとなく人形遣いや太夫の違いが分かってきた(まだ三味線はよくわからない)。

そういう中で、女役なら吉田簑助、男役なら桐竹勘十郎、床は豊竹嶋大夫、というのが好みだなあ、と思い始めたところに、今回の吉田簑助文化功労者顕彰記念公演第3部「曽根崎心中」である。

お初に簑助、徳兵衛に勘十郎、切場語りに嶋大夫と、まるで私の理想の公演!と、意気込むも、発売開始と同時に完売。あー予想してたけどねー東京公演は混むし人気演目だし私はあぜくら会にも入ってないしねー。でもがっかり。

でも第2部「大経師昔暦」も観たい演目だし文雀さんだし住大夫なので、チケットを買いました。まあ曽根崎は一度観てるしね、しょうがないよね。と思いつつも、キャンセルが出ないかと毎朝毎夜チケットセンターの空き状況を確認。

そしたら。空きが出たのです。しかも3列目中央という凄い位置!キャンセルしたひとありがとうありがとう。

  • 第3部「曽根崎心中」

平日だったので、仕事を早退させてもらって、観てきました。地下鉄を降りるとすっかり暗くて、ひとりで劇場の前に立っていると、文楽を観に来たというより、これから江戸時代のあの曽根崎の森に行ってくるといった気分になってくる。

曽根崎心中は近松が原文で「恋の手本となりにけり」と書くだけあって、至極まっとうに二人の心情が追えて、悲恋に浸れる作品。3列目中央は本当に人形がよく見えて感涙ものでした。

お初が目を閉じて語るシーン、じわりとする。名場面の足もしっかり見えてその白さにどきりとする。嶋大夫が艶ぽく語ると、簑助の美しい佇まいに情感が増し、勘十郎の男気が際立った。初めて内子座で観た文楽と比べると、お初(19)や徳兵衛(25)の若さを感じた。

「ハテ死ぬる覚悟が聞きたい」と独り言になぞらえて、足で問えば~の名場面は、もっと切羽詰った印象でいたのだけれど、むしろゆったりと覚悟を確かめるような感じ。あるいは、相手にも自分にも覚悟と試すような感じ。

それが観られただけでも国立劇場まで足を運んだ甲斐があるなあ、と思うのです。

  • 第2部「大経師昔暦」

こちらは千秋楽で観ました。導入・大経師内の段の綱大夫がよかった。入れ違いが分かる「ヤアおさん様か」「茂兵衛か」「はあ」「はあゝ」の場面の幕切れ。驚きというよりも、私はむしろむなしさを感じた。

中段・岡崎村梅龍内の段の切場は住大夫。私は住大夫の女性のセリフ部分の語りはあまり好きではないのだけれども、地の文を語るときの威力は凄いなあと思う。引き込む。不吉な影。

最後、奥丹波隠れ家の段では、たくさんの大夫が出てくるのだけれども芳穂大夫の声が突出していて、それが良いか悪いかはわからないのだけれど、役がまた役人だったせいで、それがとても物語を現実的に冷ややかな結末にさせてた。死んだお玉の報われなさとか、そもそも入れ替えしようと思ったいたずら心や、ふたりで逃げているのにのうのうと芸人に祝儀をやる無用心さ、もうそういうものすべてが白日の元にさらされて、もう滑稽なほどに、なんとも女は浅ましいなと思ったのでした。

前 後

絞りの鹿の子。帯が堅くて締めにくいのだけれども、緩みにくいのはうれしい。今回は補正パット入りの襦袢を着てみました。胸元がすっきり収まって、崩れも少なかったと思う。特に帯の位置は毎回上過ぎたり下過ぎたりする感じでいたのだけれど、私はこの高さがちょうどいい、という印象をやっと持てた感じ。

2010-02-04

willcomと心中するべく、迷惑メール対策。

10年来、willcomユーザーです。初めてPHSを購入して取得したwillcomメールアドレス@pdx.ne.jpを、一度もキャリア変更せずにずっとつかっている。

しかしwillcom、会社更生法適用。ああー・・・。willcomは安くて音質良くて圏外が多いから無駄に呼び出されることもなくて好きなのに・・・。

いつまでこのお気に入りのメールアドレスが使えるかわからないけれども、とにかく困っているのは迷惑メール。迷惑メール対策をここまでやってない会社もそうないんじゃないかってくらい(昔はpdx宛に来る迷惑メールなんて全然なかったのにねえ)。

willcomユーザーが自分で設定できる迷惑メール対策は以下。

(1)未承諾広告メール拒否設定

(2)メールアドレス指定受信拒否

(3)メールアドレス指定受信

(4)メールアドレスを変える

もちろん(1)は当然設定する。

問題は(2)と(3)が併用できないという大欠点。しかもどちらも20件しか登録できない。

(2)では、いくら*マークを使って指定したとしても無限にある迷惑メールアドレスを20件で設定するのは困難。

(3)では、*@*.jpしか受信しないというのを一時期やってたのだけれど、なんと自分のメールアドレスから大量に迷惑メールが来るようになった(!)。*を使わず完全指定すると20人しか受信できないというのも困る。

(4)は変えてもまたすぐに迷惑メールが届くと言う魔のスパイラル。

私は、メールアドレスを変えてみんなに連絡してまわるというのは、絶対やりたくなくて、それこそwillcomが潰れて本当にこのアドレスが使えなくなってキャリア変更せざるをえなくなる時までやりたくない。

 

というので、ずっと(2)の指定受信拒否してて、よく来る迷惑メールのアドレスを20個登録しておくだけの対策だったのだけれど、もうこのところは全くそれが意味をなさないくらい1日5通は必ず来るようになってうんざり。

自動受信してるから朝起きたらたくさん届いていて、迷惑メールアドレスに受信パケット代払ってるかと思うとこれもうんざり。

いろいろ調べたのだけれども、迷惑メールを拒否する設定というのはこれ以上の画期的な設定がなくていかんともしがたい。

そうなると、いかに迷惑メールアドレスにパケット代を払わないようにするか、ということ。

今私が使ってる端末WX320KRは(この間ようやく機種変更時の2年縛りが終了)、popサーバーであればプロバイダアドレスも受信可能。だったらwillcomメールアドレスをプロバイダアドレスに転送して、プロバイダアドレスを受信すればいいじゃない。プロバイダアドレスだったら迷惑フィルターかかってるから迷惑メール受信することもないし!早速設定。

 

 

これ以降は、メールアドレスを変えず、なおかつ受信アドレスを制限せず、しかし迷惑メールアドレスにパケット代をなるべく払わない方法(略して「2重受信法」)の解説です。迷惑メールを避けようとしているのに1つのメールを2重に受信するという矛盾をそのままあらわしている素晴らしいネーミングです!(←全然略してない、とかいうつっこみしないように)

2重受信法手順(1)

  • オンラインサインアップで、willcomメールアドレスに来るメールをプロバイダアドレスに転送
  • 端末のメールアカウント設定で、プロバイダアドレスを受信できるよう設定

willcomメールサーバーは、転送したあともサーバーにメールを保存したままなので貯まる一方。サーバーが一杯になると新規のメールは受信できないという罠。サーバーのメールを削除する方法は、端末から受信するという方法のみ。

つまり端末ではプロバイダアドレスの受信とwillcomメールアドレスの受信両方がどうしても必要。同じメールを2通受信することになり本末転倒・・・と喘いでいたら。

端末のアカウント受信設定に受信行数制限設定というのがあり、これを0行に指定できた。

2重受信法手順(2)

  • 端末のメールアカウント設定(受信行数制限設定)で、willcomメールアドレスは本文0行受信
  • オンラインサインアップで、willcomメールアドレスの添付ファイル削除(添付ファイルは転送先のプロバイダで受信)

つまり、本文なしのwillcomメールアドレスを受信することでwillcomメールサーバーのデータを削除。プロバイダアドレスを受信することで、迷惑メールを除いた必要なメールのみを本文すべて受信、としてみたのでした。

ちなみに受信時には振り分け設定をしていて、本文のないwillcomメールアドレスの受信分はひとつのフォルダに指定していて、あとでまとめて削除です。

ついでに自動受信もやめました。

どうせ昼間のメール見られる時間なんて限られてるので、昼休みに一度確認するくらいかしら。帰宅したらPC立ち上げっぱなしだからメールがくればPCでわかるしね。

これにメールアドレス指定受信拒否を組み合わせています。

しばらくこれで対応。キャリア変更したら迷惑メール対策をあきらめたのだと思ってくださいな。

 

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